初めてフィン・ユールがこのチェアを見たときに、その特徴的な背部から即座にぴったりな名前を付けられたピーコックチェア。
ポストモダン時代のデザインに近い作品ながら、ヨハネス・ハンセン社にて1947年に製造が開始されていました。
しかしながら、このチェアは華やかな外見に重点をおいたものではありませんでした。むしろ華やかなデザインの桟をあしらったその大きく湾曲した背部は人間工学的な美を表現していたのです。孔雀の羽根を彷彿とさせる平らな部分は、肩甲骨のあたりがチェアの背部と重なるよう位置されています。
ウェグナーのデザインにとっては稀ではないことですが、このピーコックチェアもクラシカルなウィンザースタイルをもとにした歴史的な顔を持っています。それを彼なりに進化させ、新しいスタイルにしたのです。PP Møblerでは1992年に製造を受け継ぎました。
PP550 Peacock Chair ピーコックチェア(1947) |
ブランド | PP MØBLER(Denmark) |
デザイナー | Hans J. Wegner(1914-2007)
17歳で家具職人のライセンスを取得。
ミラノトリエンナーレのグランプリをはじめ、受賞歴は数多い世界的デザイナー。
ハンス・J・ウェグナーが手がけたデザインは、機能的に一切の無駄をそぎ落とした、優美で洗練されたフォルム。
造形美と機能美の完璧な融合が表現されている。
代表作である「Yチェア」は、色あせない独創的なデザインで、永い時を経てなお、世界を魅了し続けている。
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サイズ | W760 D760 H1030(SH360)
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素材、仕様 | 主素材:アッシュ材
アーム部:アッシュ材またはチーク材
座面:ペーパーコード 仕上:ソープ/オイル(クリア/ホワイト)/ラッカー
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