S33/S34
バウハウスデザインの家具を代表する椅子のひとつ。
「空気の上に座る」というコンセプトによって生み出された後ろ脚を持たないカンティレバー構造を、世界で初めて採用した歴史的名作チェアです。
この前脚を支点にしてスティールパイプの弾力性を利用する構造により、歴史上初めてチェア(小椅子)にリクライニング性に富んだスイング機能がもたらされました。また背座には厚革を張ることにより、天然素材の持つ程良い弾力がそのまま反発力となって、クッション材を必要としません。
素材自体の能力を最大限に発揮するという発想が、この必要最低限にして充分に機能を満たしたデザインを生み出したのです。
革命的だったカンティレバー構造の発明は、これ以降、椅子の基本デザインとして様々な作品に取り入れられていくことになります。
S34 Arm Chair(1926) |
ブランド | (Germany)
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デザイナー | Mart Stam(1899-1986)Netherland
マルト・スタムは、近代建築と現代的な家具デザインの先駆者の一人である。
1926年 世界で最初の鋼管を使ったカンティレバー構造の椅子の原型(S33)を発表。
1927年、とシュツットガルトのヴァイゼンホーフ・ジードルンク・プロジェクトにて住宅案とカンティレバーの椅子で注目を集めた。
1928年 フランクフルトで建築家として仕事をする傍ら、バウハウスの基礎建築と都市開発の分野で客員講師を務める。その後ロシアやアムステルダムで建築家として活躍。
1939年 アムステルダム応用芸術工芸研究所所長の所長となり、1950年ベルリンのヴァイセンガー国立造形応用芸術学校の学長となる。
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サイズ | W580×D670×H850(SH460) |
フレーム | スチールパイプ クロームメッキ仕上 |
背座 | 厚皮革(ブラック、ナチュラル、ブラウン)+アーム:ブナ材染色仕上 またはポリエステルメッシュ(ブラック、ブラウン、シルバー)+アーム:ラバーチューブ
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諸注意 | 屋外でのご使用はできません |
配送について | 送料別途お見積り |
その他 | |